今回186年ぶりに界最大のエジプトのピラミッド、クフ王のピラミッド内部に新たな未知の空間があることが、名古屋大学などが参加する国際調査チームによって確認されました!
名古屋大学でピラミッドといえば「世界ふしぎ発見」でおなじみの「河江肖剰さん」ですよね。
皆様はよくご存じだと思いますので、今回は国際調査チームに参加した名古屋大学の「森島邦博さん」はどのような方なのか気になりましたので調べてみました。
森島邦博 さんはどんな人?
1980年 愛知県生まれ
経歴
・名古屋大学理学部 名古屋大学大学院理学研究科 博士課程(理学) 素粒子宇宙物理学専攻
所属
・名古屋大学 理学研究科 准教授
・高等研究院 准教授
・未来材料・システム研究所 准教授
・未来社会創造機構 准教授
・国立研究開発法人科学技術振興機構 さきがけ研究者
森島邦博さんの功績
宇宙線イメージングの研究では市村学術賞などを受賞。
福島第一原発の調査はサイエンスゼロ、クフ王のピラミッドの調査の過程はNHKスペシャルやコズミックフロントなどで放送されました。
素粒子ミューオンの観測による福島第一原発やピラミッドの内部調査で国内外から注目を集める。
2017年11月Natureに発表した論文はその年の「世界で最も注目された論文top30」に選ばれています。この技術を用いたビジネスプラン「宇宙線による巨大物体の内部イメージング」は2019年1月NEDO TCPにおいて最優秀賞を受賞しています。
森島邦博さんの研究
科学研究費助成事業によりますと→
「ミューオン透視法を使ってマヤ文明王墓の発見を目指す国際共同研究」という研究を2020年度の11月から実施しているようです。
【研究開始時の研究の概要】
▼国際共同研究はホンジュラスの世界遺産「コパンのマヤ遺跡」において、ミューオン透視という日本発の物理学イノベーションをマヤ文明の神殿ピラミッド内部の探索に利用する新しい発想の考古学調査法により、マヤ碑文に記載されているコパン王墓を世界に先駆けて発見しようとする文理融合研究。
とあります。
ム、ムズカシイ💦
ですが、このようなの研究が今回のクフ王のピラミッド内空間の発見につながったのですね。
ところで素粒子ミューオンとは
ミューオンは素粒子のグループの一種です。
自然界では、宇宙を漂う陽子が大気圏に衝突してミューオンを生成し、それらのミューオンがたくさん地上に降りそそいでいます。これを宇宙線ミューオンと言います。
非常に小さいため、さまざまな物質を通り抜けていきますが、物質を通り抜けるミューオンの量の違いを解析することでレントゲン写真のように内部の構造を透視することができるそうです。
今回の発見はこのミューオンを使用してピラミッド内の空間を発見したようです。
森島邦博さんのインタビュー
森島邦博さんは今回の発見について、
「今回の発見で最も興味深いのはファイバースコープを使って内部を確認することができたことだ。通路は当時の様子をとどめていて、なかの構造まではっきりと確認することができた。通路は構造的にも何らかの意図をもって人工的に造られていて、非常に驚いた。この発見は今後、ピラミッドの建造過程や空間のもつ意味などの解明にもつながる発見だ」
「ミューオンのイメージで実際にあるものを実証できた初めての例。ピラミッドを対象に、他の技術では見えないものを確認できたことがおもしろいので、そういう観点でこの技術をどんどん発信したい」と話しています。
まとめ
・森島邦博さんは名古屋大学大学院理学研究科 博士課程を修了し、現在は名古屋大学 理学研究科 准教授や、兼任でそのほか多数の研修所の准教授をされている。研究者でもある。
・森島邦博さんの功績は様々で、たくさんの賞を受賞されている。またその研究はNHKスペシャルやコズミックフロントなどで放送されている。
・森島邦博さんの研究は現在「ミューオン透視法を使ってマヤ文明王墓の発見を目指す国際共同研究」というものを行っている。
今回は本当にものすごい発見でしたね。長年の研究がこのような発見に繋がっていく・・・
好きな事や興味のあること、なぜ?と疑問に感じる事や知りたい事、、、そのような事を諦めず長い時間をかけて突き止めていく。
そんな研究者の方たちが諦めず発見したことが、これからの地球の未来に繋がっていくのでしょうね。
これからも素晴らしい発見をしていっていただきたいです!
以上、森島邦博さんの情報でした。
コメント