10月22日「日曜日の初耳学」で俳優、佐々木蔵之介さんが登場されました。
数々のドラマや映画で唯一無二の存在感で輝く佐々木蔵之介さんが、これまでの道のりを振り返りながら、役者への道を目指したきっかけなどについて語ってくれました。
また、ご実家は創業130年を超える由緒ある造り酒屋、あの「佐々木酒造」です。
両親に「家業を継がない」と伝えたときのエピソードや亡き父への想いなど盛沢山でした。
堺雅人さんや、意外な飲み友達のことも語ってくれましたよ。
そんなイケおじ、佐々木蔵之介さんの情報をまとめてみました!
佐々木蔵之介(ささき くらのすけ)さんのプロフィール
本 名 :佐々木秀明(ささき ひであき)
生年月日:1968年(昭43)2月4日
出 身 地 :京都
学 歴 :東京農業大学を経て、神戸大学農学部卒
実 家 :佐々木酒造 (洛中に唯一残る京都市の造り酒屋)
兄 弟 :一般人の兄と佐々木酒造4代目社長である弟の佐々木晃
佐々木蔵之介さんのこれまで
神戸大学に入学した90年、劇団・惑星ピスタチオの旗揚げに参加。
2000年のNHK連続テレビ小説『オードリー』で大ブレイクし、06年「間宮兄弟」で映画初主演。
時代劇コメディ映画「超高速!参勤交代」(14)では殿様役で主演し第38回日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞。
海上自衛官を演じた「空母いぶき」(19)では、第43回日本アカデミー賞の優秀助演男優賞に選出。
2024年放送のNHK大河ドラマ「光る君へ」に出演予定です!
「風林火山」(2007年)「麒麟がくる」(2020年)に続く3回目の大河出演となる「光る君へ」(2024年)では、吉高由里子演じる紫式部の夫・藤原宣孝を演じられます。
今作での藤原宣孝は『世渡り上手で華やか、押しの強いキャラ』らしく、絶対面白い演じ甲斐のある役になると直感している、と意気込んでいるとのことです。
佐々木蔵之介さんの結婚について
最後の大物独身俳優とよばれていた俳優の佐々木蔵之介さん。2021年10月30日、53歳の時に20歳年下の一般女性のかたと結婚されましたね。職業はおそらく薬剤師とのこと。
結婚に際しての心構えについては「ほとんどの先輩が、尻に敷かれるくらいが丁度いい、みたいに言っているので、はなから負け、そもそも勝つ気もない、早々に、『完敗宣言』をいたします」とユーモアたっぷりにコメントされていたそうです。
佐々木蔵之介さんのご実家
佐々木蔵之介さんのご実家は創業130年を超える由緒ある造り酒屋「佐々木酒造株式会社」です。
京都市に所在する蔵元のなかでも、特に洛中と呼ばれる範囲内においては現存する唯一の蔵元であります。
現在は三男の佐々木晃さん(佐々木蔵之介さんの弟)が社長となり稼業を継いでいます。
晃さんはまさか自分が社長となり家業を継ぐことになるとは思っていなかったといい、「上の兄(長男。一般人)は建築の道に進んでしまい、二番目の兄(蔵之介)は酒造家への道を歩んでいたが突然「俳優になる」と言って出て行ってしまった」と語っています。
佐々木酒造HP https://www.jurakudai.com/
役者を目指すまで。父への思い。
佐々木蔵之介さんは神戸大学に進学後、大学の仲間と劇団「惑星ピスタチオ」の旗揚げにかかわり、そこからどんどん芝居にのめりこんでいきました。
神戸大学卒業後は実家を継ぐことはなく、まずはほかの会社をみておいた方が良いと思い、大阪の広告代理店に就職しました。
しかし就職後も芝居への情熱は断ち切れず、就職から2年半後に両親に役者の道に進む意思を打ち明けることに。
その時、両親には「ハトが豆鉄砲食らったような顔」をされ、蔵之介さんが何を言っているのかが理解できなかったような状況だったそうです。
父から「じゃあ何のために大学行って、代理店に行ったんや」と問われたが「ごもっとも。全部ごもっともです」と返す言葉もなかったとのことです。
“家業を継がない”と言った後に実家に戻るってことはないと自分の中で決めていたので、覚悟を決めて上京。下積み時代を経て、2000年10月NHK連続テレビ小説「オードリー」に出演を果たしました。
この時、プロデューサーに提案され、出演するドラマとタイアップした商品を期間限定で製造・販売することになったのだとか。
広告代理店勤務の経験を生かし、瓶に工夫を施し、升を付けるなどし、キャッチコピーも考えて自ら「オードリー」をプロデュースしました。
オードリーは佐々木酒造始まって以来のヒット商品になったそうです。
その結果「初めて父が認めてくれた。役者として認めたのではない。酒が売れたから認めてくれた。役者・佐々木蔵之介ではないです」と語っておられました。
その後も出演ドラマの「ハンチョウ」を商品化。
そして遂には、父とCMで共演を果たすなどし、上京後は疎遠だった父との距離はどんどん近くなっていきました。
「父が酒蔵をやってくれたおかげで今の僕があるし、結果的にそれを継がなかったんですけど、いまだに父にはかなわないなとは思っていますね」と目に涙を浮かべ、父の思い出を語っていました。
堺雅人さんとの共通点
堺雅人さんと佐々木蔵之介さんはビックリするほど共通点が多いのですが、どのような共通点があるのでしょうか。
堺雅人さんの経歴
早稲田大学入学 → 東京オレンジ旗揚げ → 父親と疎遠 → オードリー出演 → 半沢直樹などで活躍
佐々木蔵之介さんの経歴
神戸大学入学 → 惑星ピスタチオ旗揚げ → 父親と疎遠 → オードリー出演 → ハンチョウなどで活躍
お二人とも、有名な大学に進学されそこで小劇団の旗揚げをされています。
役者を目指し始めた頃から父と疎遠になり、オードリー出演で家族に俳優業を認めてもらえ、そこから家族との関係が修復されていっています。
オードリーの撮影で共演した際、お互い小劇場出身のお2人はよく「この居場所でいいの?」「映像ってどんな感じよ」などと相談しあっていたそうです。
今ではスクリーンの中央にいらっしゃるお2人が撮影の際に隅っこでそんな相談をされていたなんて想像つきませんが、なんだか微笑ましいですね。
撮影が終わった後には、二人で大阪のかっぱ横丁に安い寿司を食べにいったそうです。
今では安いお寿司を食べることは無いかと思いますが。。。
佐々木蔵之介さんの意外な飲み仲間とは!?
番組では、佐々木蔵之介さんと 実はなんと13回も共演している塚地武雅さんも登場されました!
2006年の映画『間宮兄弟』で佐々木蔵之介さんと兄弟役で共演。
塚地さんはこの作品で、キネマ旬報、ブルーリボン賞、毎日映画コンクールの新人賞を受賞しています。
塚地さんは共演を期に芸能界一の飲み友達なんだそうです。
そして共演したら必ず飲みに行くのが恒例になっているそうです。
父の背中から学んだこととは
父が酒蔵を継いだ時は自由な選択肢がなく、すでに継ぐことが決まっていたそうです。
そんな思いから、自分の息子には自由な道を進んでほしかったのが本音。
家を守らないといけない理由から、本心をなかなか言えなかった父だが、ずっと蔵之介さんを応援し続けていたそうです。
佐々木蔵之介さんのコメント
そんな父から学んだことは、「続けることの大切さ」
父は佐々木酒造をどんな事があっても続けてくれた
途中で止まると失敗 続けると挑戦になる
父からはそんな続ける事の大切さを教わった
役者として常に前進している佐々木蔵之介さんには、そんな父の志は受け継がれているのでしょう。
今、佐々木蔵之介が大切にしていることは父の背中から学んだことでした。
今になってわかる父の想い。その想いと共に役者を道を歩んでいく。。。
最後に・・・
由緒ある酒蔵に生まれ、継ぐことが決まっていたが役者の道を進まれた佐々木蔵之介さん。
家を継がなかったからこそ、役者は中途半端では終わらせられない、挑戦し続けなければいけないという想いもあるのでしょう。
十分に挑戦し続け、役者として大成功されていると思いますが、目指すはまだまだ上なのでしょうね。
佐々木蔵之介さんの更なる活躍に期待したいです!
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